あがり症に効くストレッチがあると聞きました。あがり症に効くストレッチについて教えて下さい。 |
あがり症に効くストレッチは以下の通りです。
リラックスしている精神状態のとき、からだの筋肉は余分な力が抜けて自然な状態になっています。一方で、緊張や不安など精神的にあがっているときは、知らず知らずのうちに筋肉が収縮しています。とくに、肩や首、腕といった上半身の筋肉は縮こまってコリの原因となります。
緊張や不安を感じる場面では、そういうシチュエーションで同時に起こる心臓のドキドキ(動悸)や発汗がさらに不安感を増幅します。同様に、収縮してしまった筋肉も不安や緊張の「呼び水」となりがちです。
からだがリラックスしていなければ、精神的にもリラックスはできません。
そこで「あがってしまう場面で使える簡単なストレッチ」を覚えておくことで、緊張する場面の前に取り組むことができます。ぜひ一度、試してみて下さい。
精神科医が書いたあがり症はなぜ治せるようになったのか 【その①】重心を下げる 緊張していると、からだの重心が自然な状態よりも上方にずれていることが多くなります。いわゆる「舞い上がっている」状態です。(中略)そんなときは、軽く数回ジャンプします。また、ゆっくりとひざの屈伸運動をしてみましょう。そして、からだの重心をへその下あたりに意識します。 【その②】肩を動かす 両肩を上げ下げしてみましょう。ゆっくりと息を吸いながら、5〜6秒かけて肩を上げられるところまで上げます。そこでいったんとめたあと、息を吐きながらストンと肩を落とします。これを5〜6回くり返します。
【その③】首を動かす 息を吐きながら、5〜6秒かけてゆっくりと首を前に倒します。息を吸いながらゆっくり戻し、今度は息を吐きながら同じようにゆっくり首を後ろに倒します。
【その④】腕の上げ下げ まず、腕にグーッと力を込めてみてください。そのまま伸びをするように、指先まで力をこめて、ゆっくりと精一杯からだを伸ばしてバンザイのポーズをします。ギリギリまで伸びたら、一気に息を吐きながら腕をおろします。これを2〜3回繰り返しましょう。腕、肩、首周辺の力が抜けてくるのがわかります。 【その⑤】上体をねじる (中略)正面を向いて全身の力を抜き、息をゆっくり吸います。次に、ゆっくり息を吐きながら腰を右にひねっていきます。顔は右のほうを向かず、前を向いたまま保つことが大切です。息を吸いながらもとの姿勢にもどります。
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