あがり症に効果的なサプリメントに含まれているリゾレシチンというものについて教えて下さい。 |
リゾレシチンは、脳内ホルモンの代謝機能を活性化する効果があります。いわば天然の精神安定剤ともいえる成分です。
緊張・ドキドキ・あがり症は簡単に治せる レシチンとは、生命の基礎物質であって、人体すべての細胞の中に必要な栄養分を吸収し、不要な物質を排除する出入口の「門番」の役目をしているもの(中略)レシチンは、体内のいたるところの細胞膜や細胞の核の中にあって、毎日、新しい細胞を作り、細胞に必要な酸素や栄養分を吸収し、不必要な物質を排除する役目をしているのです。
|
別のよくあるご質問のなかで、今、注目されているのが天然・自然の薬効成分を用いての治療法であり、ハーブや薬草などを用いた治療法は、代替療法と呼ばれ欧米など医療先進国でも積極的に治療現場に導入されているという話を紹介しました。
また、上記の天然の薬効成分を効率よく摂取するために研究開発された健康食品を利用するのが、便利で無駄がないということも紹介しました。
上記のFAQで紹介したサプリメントに含まれる、天然の薬効成分の一つがリゾレシチンです。
(少し専門的な話になってしまいますが)本書によれば、リゾレシチンとはレシチン(グリセロリン脂質の一種。自然界の動植物においてすべての細胞中に存在しており、生体膜の主要構成成分)の脂肪酸結合を酵素の力を利用して低分子化したものです。
レシチン(Lecithin)という名前は、ギリシャ語で卵黄を意味する「レシトース」(Lekithos)からでた言葉で、「リン脂質」(フォスファチド)と呼ばれる脂質の一種です。
サインペンには油性と水性の2種類がありますが、私たちの体も「水溶性」(水に溶ける性質)のものと「脂溶性」(油に溶ける性質)のものの2種類から成り立っています。そして、その仲立ちをするのがレシチンです。
人間の身体には都心部の高速道路のように血管が張り巡らされており、必要な栄養は血管内を血液の流れにのって運ばれます。特に、脂肪がエネルギーとして利用されたり、貯蔵されたりする場合にはタンパク質と結びついて血液の中を移動しますが、このタンパク質と脂肪を結合させるためにレシチンが必要になります。
このように、レシチンは、体内のいたるところの細胞膜や細胞の核の中にあって、毎日、新しい細胞を作り、細胞に必要な酸素や栄養分を吸収し、不必要な物質を排除する役目をしています。
そして、このレシチンからつくられるのがあがり症に効くサプリメントに含まれているリゾレシチンです。
本書でも紹介されているとおり、リゾレシチンは脳内の情報伝達力を強化します。脳内の活動と精神作用には密接な関係がありますから、脳内情報伝達力を高めることは、緊張・あがり症の改善を促進するものと言えます。
また、リゾレシチンは脳内ホルモンの代謝機能を活性化する効果があり、天然の精神安定剤としての機能も果たすのです。