あがり症の人は占いを信じやすい傾向にあると聞きました。これは本当ですか? |
自己評価の低い人(あがり症をはじめとする社会不安と密接な関係がある)が占いを信じやすい傾向にあるのは事実です。
あがり症と自己評価は非常に密接な関係にあり、あがり症を改善していくうえで重要なポイントの一つとなるのが自己評価です。
上記のFAQでも紹介しましたが、自己評価の低さは、あがり症をはじめとする社会不安と密接な関係にあることが研究によって証明されています。
そして、この自己評価の低い人が“占いを信じやすい傾向にある”というのは事実です。
自己評価の心理学 なぜあの人は自分に自信があるのか(クリストフ・アンドレ、フランソワ・ルロール著、紀伊國屋書店)P.38より <あなたはもっと人から愛され、感心されたいと思っていますね?また、あなたはどちらかと言うと、自分を責める傾向にある……。時には自信を喪失することもあるでしょう。それに、自分は大きな能力を秘めているのに、その能力がまだ十分開発されていないと感じている……>
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以前、占いが好きなこと、イコールあがり症というのは乱暴な論理だが、占いに興味を示す人に自己評価の低い人(あがり症をはじめとする社会不安と密接な関係がある)が多いのは事実である、という話を紹介しました。
自己評価の低い人は自分についてよく知らず、誰かに自分のことを教えてもらいたいと強く思っています。
誰かに自分のことを教えてもらいたいという彼らが、占いに強い興味を示すのは当然で、「自分について教えてほしい」と藁にもすがる思いの彼らが占いを無批判に受け入れてしまうのもうなずけます。
占い自体を否定するわけではありません(実際、占いというのもは、統計学に基づいたものが多く、その効果が有用であったり、カウンセリング的なメリットをもたらすものもあったりしま)す。
ただ、占いをする人たちが“自己評価の低い人は占いを信じやすい”という点も利用していることは事実です。過度に信じ過ぎたり、頼り過ぎることなく、良い距離感をもって“占い”を利用することをおすすめします。