あがり症に効果的なドリンク剤に含まれているL-テアニンについて教えて下さい。 |
テアニンを摂る事で、リラックスの指標となるα波を増加させ緊張や不安、イライラの指標となるβ波を減少させることから、心身をリラックスさせる作用があり、スムーズな入眠が得られます。
緊張・ドキドキ・あがり症は簡単に治せる テアニンとはお茶特有の成分で、旨味成分グルタミン酸に似た構造をしたアミノ酸の一種です。(中略)
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別のよくあるご質問のなかで、今、注目されているのが天然・自然の薬効成分を用いての治療法であり、ハーブや薬草などを用いた治療法は、代替療法と呼ばれ欧米など医療先進国でも積極的に治療現場に導入されているという話を紹介しました。
また、上記の天然の薬効成分を効率よく摂取するために研究開発された健康食品を利用するのが、便利で無駄がないということも紹介しました。
上記のFAQで紹介したドリンク剤に含まれる、天然成分の一つがL-テアニンです。
テアニン(L-Theanine)は、茶に多量に含まれるアミノ酸の一種でグルタミン酸の誘導体。一般的には緑茶のうまみ成分として知られています。
お茶の木の根で作られたテアニンは葉に移動し、日光に当たることで、ワインやコーヒーなどにも含まれ、苦味や渋味成分として有名なカテキン(ポリフェノール)変化していきます。そのため、日光を遮って育てた碾茶(てんちゃ。抹茶の原料)、玉露、かぶせ茶などの茶葉にはテアニンが豊富に含まれます。
質のよい睡眠を心がけることが最良の緊張対策であることは間違いない、という話、また睡眠時間とあがり症は密接な関連性がある、という話を以前紹介したことがありますが、
本書で紹介されているとおり、テアニンは心身をリラックスさせスムーズな入眠をアシストし、睡眠の質を良くしてくれます。ですから、あがり症をはじめとする社会不安に非常に効果的な成分といえます。
こんな話をすると「そうはいっても、コーヒーのように寝る前にお茶を飲むことでカフェインを摂取して眠りを妨げてしまうのでは?」という声が聞こえてきそうです。
確かにお茶に含まれるカフェインの覚醒作用で眠りを妨げてしまうことがあります。ただ、テアニン自体にはカフェインは含まれていません。
お茶ではカフェインも一緒に摂取することになってしまいますので、テアニンだけを効率よく摂取するには、サプリメント等を用いるのがおすすめです。こうすることで、前述のとおりテアニンは心身をリラックスさせてスムーズな眠りをアシストしてくれます。