緊張やプレッシャーへの耐性はスポーツや勉強を始めた年齢に関係ありますか? |
多いに関係があります。幼少期に始めた人がプレッシャーのもとで成功できる確率が最も高いと言えるのです。
なぜ本番でしくじるのかープレッシャーに強い人弱い人 スポーツでは、十歳を超えてからゴルフを始めた熟練者は、もっと早くから始めた人にくらべて、簡単なパットを打つときでもワーキングメモリーにより依存していることを私たちは発見した。(中略)
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別のよくあるご質問のなかで、チョークはふだん無意識のうちにやっている行動について、考えすぎた場合に起こる。「分析による麻痺」と呼ばれるものだ。ということを紹介したことがあります。
そして、このチョークが起こる要因の一つに“自分の動きを過度に考え過ぎてしまう“、つまり過度に頭脳馬力であるワーキングメモリーに依存し過ぎて(前頭前皮質が活発になって)しまうことがあげられます。
過度にワーキングメモリーに依存し過ぎてしまうことで、より「分析による麻痺」が起こりやすく、プレッシャーのかかる重要な試合でチョークしてしまう可能性が高くなるのです。
一方で、本書にもあるとおり、子供のころからゴルフを始めた人は、そもそも前頭前皮質やワーキングメモリーにあまり頼っていないため、プレッシャーを受けても、前頭前皮質が余計な手出しをする可能性が少なくなります。結果として、ゴルフでは、幼少期に始めた人がプレッシャーのもとで成功できる確率が最も高いと言えるのです。
これはゴルフにかぎらず、その他のスポーツや音楽、学習においても同様のことが言えます。