あがり症の部下がストレスを抱え、仕事の能率が落ち、ミスも増えています。

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最近、自分の部下がストレスを溜め込んでいるようで、仕事の能率が落ち、ミスも増えています。部下はあがり症だということを私にだけ打ち明けてくれているのですが、職場や取引先でトラブルを起こすのではと心配しています。どう対処してあげればいいでしょうか?







プチひきこもりを促してみてはいかがでしょうか?


 別のよくあるご質問でも紹介させて頂きましたが、緊張しやすい人にとって、気持ちのなかだけでいいので、どこかに「逃げ道」をつくっておいたり、時にはホントに「逃げて」しまうというのは、とても大事なことです。

 上記のFAQでも紹介しましたが、あがり症をはじめとする社会不安の方は、普通の人間よりもストレスを溜め込みやすい傾向にあります。営業や接客業など、対人関係が避けては通れない職種の場合はとくにそうです。

 本人がつらい気持ちを抱えたまま、頑張ろう頑張ろうと思いながら無理させるのではなく、思い切って三〜四日休ませる、“プチひきこもり”を促してみてはいかがでしょうか。

 もちろん、社会人が三〜四日休むというのはかなり大きなイベントです。大事なプロジェクトが進んでいる場合や、会社が書き入れ時のタイミングでは他の人に迷惑をかけてしまうかもしれません。

 何より責任感が人一倍強い人は、あなたの申し出を断るかもしれません。ただ、そんな可愛い部下だからこそ、あえて休ませる。「仕事のことは考えず、とにかく寝ても、TVを見ても、ボーっとしても、何をしてもいい」とプチひきこもりを進めてあげるのです。

 三〜四日の休みとなると、何か旅行へ出かけたり、イベントに参加しないともったいないように思ってしまう人もいるようですが、あえてひきこもりを奨励する。そうやって、リフレッシュやリセットの意味をこめて提案するだけで、部下は意外なほど元気が戻ったりするものです。

 “プチひきこもりをさせてあげる”というのも一つのマネジメント方法です。また、“より良い自己評価を形成していくことがあがり症を改善する”と考えた場合、部下の自己評価を上げることで、部下のあがり症を改善していくことが可能です。こちらも併せて参考にしてみて下さい。