あがり症に効くサプリに含まれるナイアシンアミドについて教えて下さい。

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あがり症に効果的なサプリメントに含まれているナイアシンアミドというものについて教えて下さい。



最近では、メンタル面でのナイアシンの効用が大きく注目されています。




緊張・ドキドキ・あがり症は簡単に治せる
（上木博著、アーク書院）P.61より


　ナイアシンアミドは、体内で酸化還元系の補酵素として働き、糖質や脂質をエネルギーに変換する作用があり、インシュリンや性ホルモンなどの合成にも働くといわれています。

　不足すると、食欲不振、吐き気、腹痛、下痢、不眠、頭痛等が起こります。（中略）最近では、メンタル面でのナイアシンの効用が大きく注目されています。脳神経の働きを助け、特に「統合失調症」への効果が期待されているのです。

　ナイアシンは体内でも一部つくられますが、十分ではないため食物からも摂取することが必要で、ビタミンCと組み合わせて摂取するとよいと言われています。


　別のよくあるご質問のなかで、今、注目されているのが天然・自然の薬効成分を用いての治療法であり、ハーブや薬草などを用いた治療法は、代替療法と呼ばれ欧米など医療先進国でも積極的に治療現場に導入されているという話を紹介しました。

　また、上記の天然の薬効成分を効率よく摂取するために研究開発された健康食品を利用するのが、便利で無駄がないということも紹介しました。

　上記のFAQで紹介したサプリメントに含まれる、天然の薬効成分の一つがナイアシンアミドです。

　ナイアシンアミド（niacinamide）とは、米ぬかや酵母などに多く含まれる、水溶性ビタミン（水に溶けやすいビタミンの総称）の一つです。ビタミンB群に属するもので、ニコチン酸アミドやビタミンB3とも呼ばれています。

　本書で紹介されているように、ナイアシンアミドは体内で酸化還元系の補酵素として働き、糖質や脂質をエネルギーに変換する作用があり、インシュリンや性ホルモンなどの合成にも働くといわれています。

　ナイアシンはアルコールの代謝を助けます。お酒好きの方なら、アルコールの分解を助けてくれるサプリや二日酔い防止のグッズとしてその名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。実際、ナイアシンが不足するとアルコール分解過程のアセトアルデヒドを分解できなくなるため、二日酔いになりやすくなります（お酒好きのお供である、『ウコンの力』の原材料にもナイアシンは含まれています）。

　そんなナイアシンですが、本書にもあるように最近では、メンタル面でのナイアシンの効用が大きく注目されています（脳神経の働きを助け、特に「統合失調症」への効果が期待されているのです）。

　また、同じくあがり症をはじめとする社会不安に効果的なサプリに含まれるホスファチジルセリンやトリプトファンなどと同様に、ナイアシンも単独で接触するよりも他の食材と組み合わせて摂取することが効果的です。なお、ナイアシンの場合はビタミンCと組み合わせて摂取するとよいと言われています。ご参考にしてみて下さい。